”アイスブレイク”という言葉、あなたはご存知ですか?
おそらくあまりなじみの無い言葉だと思われますので、おなじみのWikipediaで、意味を調べてみましょう!
アイスブレイクとは?
会議やセミナーや体験学習でのグループワークなども前に、書体目の参加者同士の抵抗感をなくすために行うコミュニケーション促進のための2人以上で行うグループワークの総称。
例えば、知らない人ばかりの社外の研修やセミナーに参加したとき。
なんとなく、緊張した雰囲気が漂います。
この緊張した雰囲気を、「氷の塊(アイス)」に例え、氷を砕くように、その雰囲気を壊し和らげることを、アイスブレイクと呼んでいます。
研修講師は、そんな雰囲気を和らげるために、参加者に自己紹介をさせたり、参加者同士で会話をさせたりと、さまざまなアイスブレイクを使います。
あなたも、体験されたことがあるのではないでしょうか?(^-^)
今回は、意味を少し広げて、
『緊張した雰囲気を壊して、和らげること』
をアイスブレイクと、定義し、話を進めていきます。
アイスブレイクのメリット
研修やセミナーだけではなく、1対1のコーチングを行う場合にも、アイスブレイクは重要な役割を果たします。
多くの場合、コーチング・セッションは電話で行います。コーチとクライアントは、1対1で、30分~45分電話で話をします。
ちょっと想像してみて下さい。
全くの初対面に近いコーチとクライアントが電話で話をする。初めて電話をかけるとき、クライアントは何を思うのでしょうか??
- 「どんなことを聞かれるのだろう?」
- 「何を言われるのだろう?」
- 「何を話せばいいのだろう?」
少なくともリラックスできる状況では、ありません。(^-^;;
だからこそ、コーチは、アイスブレイクを使い、クライアントがリラックスして話をできるようにする必要があるのです。
実は、あなたも同じ経験をしているはずです。
お客様、他部署の社員、上司、部下、同僚…
初対面、あるいは、あまり面識の無い人と話をする時には、全く、同じことが起こっています。
この時、緊張したまま会話を進めてしまうよりは、お互いにリラックスして会話をするほうが、相手から情報を引き出すことも、自分の話を伝えることも、より効果的にすることができるは明らかですね。
アイスブレイクの方法
アイスブレイクする、緊張をほぐす方法にはどのようなものがあるのでしょうか。
- 笑わせる
- 身体を動かす
- 食べる
- 深呼吸する
- お酒を飲む(?)…
この中で私がよく使う方法、ちょっと恥ずかしいのですがこっそり教えちゃいます。
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それは…
「相手に笑ってもらう」ことです。
先ず、初対面の人と会うときには笑顔を心がけます。そして、会話の中で自分のことをネタにして、相手に笑ってもらうようにするのです。
「笑わせる」といっても、「くすっ」とか、口角が上がるとか、ちょっとした笑いです。
例えば、自己紹介をするときに、
- 「(肌の)色が黒いせいか、よく南国系だって言われるんですよ…」
- 「昔、同じ会社にいたインドの方に、”あなたは私の妹にそっくりだ”って言われて複雑だったことがあります。」
といったように、自分のことをネタにしています。(覚えてもらいやすくなるメリットもあります。)
それから、「緊張するなぁ~」と感じたとき、
「なんだか緊張しちゃいますね。」
と、自分から言ってしまうのも、1つの手法です。
この他にも、様々なアイスブレイクがあります。
ぜひ、みなさん、オリジナルのアイスブレイクを考えてみて下さい。
実践!!
次のことを実践してみましょう!!
- あなたの周囲にいる人で、初対面の人ともすぐに仲良くなるタイプの人を探し、観察して下さい。その人はどんなアイスブレイクを使っているのでしょうか?
どんなアイスブレイクを発見できましたか?
実践ではよく、「周囲にいる人を観察してください。」と書いていますが、これには理由があります。
コミュニケーションに限らず、技術を向上させる一番の方法は、モデルをみつけて真似ることだからです。
ロールモデル、という言い方をすることもあります。
最初は、なかなか上手くできないかもしれませんし、違和感もあるかもしれません。でも、それを繰り返して続けていくことで、自分自身のものにすることができるのです。
中村勘三郎さんがこんなことを言っています。
「型があるから型やぶり、型がなければ形なし」
と。深い言葉ですね。
振返ってみれば、私たちのコミュニケーションの型は、自分の両親であったり、学校の先生であったり、友達であったり…
私たちの周りにいる人の模倣をすることで、知らず知らずのうちに形作られてきたものです。
使えない型は捨てて、もっと良い型を取り入れる。
そうすることで、より早く、コミュニケーション力をつけることが出来るのではないかと思います。
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