コミュニケーションが上手い人たちの特長の1つに「相手を観察する」と、いうことがあります。
その人の表情、
その人の声、喋り方、話す内容、使う言葉、
その人の姿勢、
その人の服などの身に着けているもの、
その人の髪型、
その人のしぐさ・・・
観察するポイントは山ほどあります。
これを全部観察するなんて無理な話ですよね。
特に慣れないうちは大変だと思います。
じゃあ、どうすればよいのでしょう。
私がお勧めする、観察の仕方を2つ後紹介します。
特定のポイントに絞って観察する
例えば、ある生命保険会社の支店長からこんな話を聞いたことがあります。
「営業から部下が帰ってくると、足音を聞くんです。
その人の足音、歩き方で上手く行っているかどうかがすぐわかる。」
そして、何か気になることがあれば、タイミングをみて声をかける。
そんなことをしているんだと、彼は教えてくれました。
こんなふうに、あるポイントについて見る方法があります。
全体をぼ~っと見る
これは、アセッサーをしていた方から教えてもらった方法です。
やり方は簡単です。
その人を観察するときに、何か特定のものだけに注目するのではなく、その人の全体をぼ~~~っと見る。
この、ぼ~~~っと見るというところが、とても大切なポイントになります。
例えば、その人の表情だけに注目すると、他のことに目がいかなくなりがちです。
でも、ぼ~~~っと見ていると、全く思ってもいなかったことが見えてくることがあります。
コーチ時代、研修のオブザーブをしているときに、後ろの席に座って、よくこれをしていました。
この、ぼ~~~っと見る、を続けていたことが、いつの間にやら癖になっていたようです。
だから、人と会うと、無意識のうちに空気というか、雰囲気を見ているのかもしれません。
結構、色々なものが見えてくることがあります。
ぜひ、皆さんも試してみてください。
例えば、部下をお持ちの上司の方。
部下を観察することは、
部下とうまくコミュニケーションをとるポイントの1つです。
部下を観察し、
彼らが何に興味を持っているのか、
彼らが何に悩んでいるのか、
今日の体調はどうなのか・・・
部下を観察してフォローすることも、
上司の大切な役割ではないかと私は思います。
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