転職コンサルタントという職業柄、本当にたくさんの職務経歴書をみます。
せっかく良い経歴をもっているのにも関わらず、残念な職務経歴書の方がいます。そのため、「なかなか、書類選考が通過できない・・・」そんな人もいます。
『書類選考』という言葉通り、企業の担当者は、職務経歴書をみて、あなたを面接に呼ぶかどうかを判断します。
職務経歴書をかくときに、「これだけはやってほしい」3つのポイントを、今回はお伝えします。
ポイント1:読みやすいこと
職務経歴書を作成するときには、読みやすくすることを意識して下さい。
例えば、
- フォントが小さすぎる
- 文字数が多い
- 余白や空白が少ない
このような職務経歴書は、一目で読む気をなくします(^^;;
以前、サポートさせて頂いた方は、非常に小さなフォントを使い、隙間なく文字が並んでいる、そんな職務経歴書を作っていました。
Wordで作っていたのですが、フォントサイズが8pt以下。
失礼ながら、ぱっとみただけで、伏せたくなるような職務経歴書でした。
ここまで極端な人は少ないかもしれませんが、見た目はとても大切です。
職務経歴書を手に取った人が、読みやすいレイアウトにすることはとても大切です。
ポイント2:理想は3ページ
職務経歴書の長さ、ページ数は3ページを目安にして下さい。
ただ、職歴が短い方は、1枚~2枚ですむこともあるでしょうし、逆に職歴が長い方は、4枚以上になることもあります。
あまり長い職務経歴書は、読み手の負担になります。
ページ数が多くなってしまった場合には、短くできないか、工夫をしてみて下さい。
ポイント3:自分が書きたいことより、相手が知りたいことを書く
職務経歴書に「自分が書きたいこと」だけを書いている人がいます。
「自分が書きたいこと」=「担当者が知りたいこと」であれば、問題はないのですが、そうでないケースがほとんどです。
例えば、資格取得アピール。
資格を取得したら、職務経歴書アピールしたくなる気持ちはよくわかります。
けれど、あなたがどうやって資格を取得したのか、正直どうでもよいと思います。資格は、いつ、何の資格を取得したのかがわかれば十分です。
書類選考通過後の面接で、資格について聞かれたら、そこで答えればよいことです。
逆に、担当者が知りたいことを記載していないケースもあります。
ネットワークエンジニアのTさんの職務経歴書が、その典型でした。
職務経歴書をみると、プロジェクトの名前が書いてあるだけで、どんなネットワーク機器を取り扱ったのか、プロジェクトの規模や期間、役割、自分の担当フェーズが一切かかれていませんでした。
これでは、Tさんが何ができるのかさっぱりわからないですし、何よりもったいないですよね(^^;;
Tさんには、何度かやりとりをして、必要な情報を全て記載してもらいました。
まとめ
転職活動をするときに、企業の採用担当者が目にするもは、職務経歴書です。
あなたの職務経歴書をみて、担当者が「この人に会ってみたい」と思ってくれなければ、面接には進むことはできません。
職務経歴書は、あなたを売り込むための「セールスレター」といても、過言ではありません。
職務経歴書を作成するときに、ぜひやって頂きたいことがあります。
あなたが作った職務経歴書を、採用担当者になったつもりで、眺めてみて下さい。
そのとき、
「この人と会ってみたい」
そう、思えればOKです。
もし、そう思えないのであれば、職務経歴書のバージョンアップが必要かもしれません。
職務経歴書の書き方については、また、改めて、書いていきたいと思います。
コメント