プログラミングとは、何でしょうか?
プログラミングを知らない人、
プログラミングを経験したことがない人にとっては、
なんだか難しそうなモノに見えるかもしれません。
この記事では、
プログラミングがどのようなモノか、いろいろな角度から説明をしいていきます。
ぜひ、あなたがしっくりくる説明を、探してみてください!
プログラミングとは?
プログラムを作ることを、プログラミングといいます。
プログラムとは、コンピューターへの命令を書いたものです。
と、書いても、なかなか分かりにいですよね。
身近なプログラミング
あなたは、計算機をご存じですか?
そうです。
計算機を使えば、いろいろな計算が簡単にできますよね。
例えば、100+10 を計算する場合、次のようにします。
- 100 を打つ
- 「+」ボタンを押す
- 10 と打つ
- 「=」ボタンと押す
- 画面に、110と表示される。
このように、計算機に1つ1つ指示(命令)をすると、さまざまな計算をしてくれます。
プログラミングの場合も、
コンピューターに1つ1つ指示(命令)をして、さまざまな処理をしてもらいます。
プログラミングの場合は、命令をするために、プログラミング言語を使います。
人が理解する言葉と、コンピュータが理解できる言葉
「コンピューターに命令する」と為には、コンピューターが理解できる言葉を使う必要があります。
ところが、コンピューターがわかる言葉を人が理解することは、とても大変です。
100+10のような簡単な計算するだけでも、沢山の命令を書かなければいけません。
そこで、人がコンピュータに命令しやすいように作られたのが、プログラミング言語です。
プログラミング言語は、人にとっては理解しやすい言葉です。
けれど、コンピューターは、プログラミング言語を理解することができません。
それでは、どのようにして、コンピューターに命令をするのでしょうか?
実は、英語を日本語に翻訳するように、
プログラミング言語から、コンピューターがわかる言葉(機械語)に翻訳をしています。
翻訳をすることで、私たち人間が書いたプログラムを、機械が理解できるようになるのです。
プログラミングの具体例
それでは、プログラミングがどのようなものなのか、
具体的にみてみましょう。
例えば、名前と電話番号がかかれたファイルから、
「鈴木」さんの電話番号を探す場合に、どのようにコンピューターに命令をするかを見てみましょう
ファイルの名前は、「電話.txt」とします。
ファイルには、次のように書かれています。
佐藤 090-1234-XXX1
小林 090-1234-XXX2
鈴木 090-1234-XXX3
山田 090-1234-XXX4
川上 090-1234-XXX5
コンピューターへは、次のように命令をしていきます。
- 先ず、ファイル「電話.txt」を開きます。
- ファイルの1行目を読みこみます。
- 読み込んだ1行目に、「鈴木」という文字が入っているか調べます。1行目には、「鈴木」という文字は入っていませんので、次に進みます。
- ファイルの2行目を読み込みます。
- 読み込んだ2行目に、「鈴木」という文字が入っているか調べます。2行目には、「鈴木」という文字は入っていませんので、次に進みます。
- ファイルの3行目を読み込みます。
- 読み込んだ3行目に、「鈴木」という文字が入っているか調べます。3行目には、「鈴木」という文字が入っています。「鈴木」さんの電話番号をみつけましたので、画面に3行目の「鈴木 090-1234-XXX3」を表示します。「鈴木」さんの電話番号がみつかりましたので、ここで処理を終わります。
これを、プログラムっぽく書くと、次のようになります。
{
"電話.txt"というファイルを開きます。
"電話.tet"の先頭から最後まで1行ずつ読み込みます {
読み込んだ行の先頭が"鈴木”かどうか調べます {
もし、"鈴木”が入っていたら、画面に表示して、処理を終わります。
含まれていない場合は、処理を繰り返します。
}
}
"電話.txt"というファイルを閉じます。
}
これを、PHPで書くとこうなります。
<?php
// ファイルを開く
$file = fopen("tel.txt", "r");
// ファイルから1行ずつ読み込む
while ($line = fgets($file)) {
// 読み込んだ行に、”鈴木”が含まれているか調べる
if (0 === strpos($line, "鈴木") {
echo $line;
break;
}
}
// ファイルを閉じる
fclose($file);
?>
C++で書くとこうなります。
#include
#include
int main(int argc, char* argv[]){
ats::string str;
FILE* fp;
// ファイルを開く
fp = fopen("tel.txt", "r");
// ファイルから1行ずつ読み込む
while((str = fgetc(fp)) != EOF){
// 読み込んだ行に、”鈴木”が含まれているか調べる
if (str.find("鈴木") == 0) {
std::count << str << std::endl;
break;
}
}
// ファイルを閉じる
fclose(fp);
return 0;
}
※プログラムが動作するか、実際に確認はしていませんので、ご了承ください(^^ プログラムのイメージができればOKです。
どのプログラミング言語を使うかで、書き方が違うことがわかりますね。
こうして、コンピューターへの命令を書くことがプログラミングです。
少し、イメージができたのではないでしょうか。
プログラミングとは、まとめ
何を書いているかわからない・・という方も安心してください!
プログラムの書き方は、ある程度、決められています。
最初はちょっと大変ですが、このパターンを覚えて組み合わせることで、色々なプログラムを書けるようになっていきます。
また、ネットでプログラムの書き方を紹介している記事も沢山あります。
その記事を参考にすることもできます。私も、今回記事を書く上で、ネットで検索して参考にさせて頂きました。
プログラミングを理解するためには、実際にプログラムを書いてみることが1番の早道です。最初は、本やネット記事などをみながら、簡単なプログラムをそのまま書いてみるだけでも十分です。
初めて、プログラムが動いたときに「楽しい!」と感じたなら、
あなたには、プログラミングの資質があるかもしれません。
ぜひ、楽しんでプログラミングを学んでみてください!